日別アーカイブ: 2015年12月11日

流体液性

なにやら堅苦しいタイトルですが、

ひび割れや浮きの補修で使用する材料で、液体での性質はとても重要です。

補修にエポキシ樹脂を使用しますが、

ひび割れの補修ではニュートン粘性の材料を使用し、浮きの注入では非ニュートン粘性のチキソトロピーな材料を使用します。

【ひび割れへのエポキシ樹脂注入材】

注入器具(シリンダー)へエポキシ樹脂を吸い込んでいる様子

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ニュートン粘性は、水の様なサラサラと流れる粘性のものです。

注入ではひび割れ幅に応じて低粘度から高粘度のものを使用します。

ひび割れ幅の太いものでは、先に低粘度の樹脂を注入し、さらに高粘度の注入材を注入することで確実なひび割れ注入ができます。

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発光塗料を混入し注入処理した、チエックボーリング検体の断面です。

躯体コンクリートとモルタル間の浮き部への注入では、浮きの内部で流れ落ちると意味がありません。

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お好み焼きの生地のように注入部から丸く広がって流れ落ちないで留まるように、オロナイン軟膏のようなポタっとした液性(チキソトロピー)のものを使用します。

(その他の非ニュートン粘性では、セメントモルタルのようなダイラント流動があります)

【浮き部へのエポキシ樹脂注入材】

注入器具(グリスポンプ)へエポキシ樹脂を充填している様子

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材料を使用するときに、ひび割れ幅や浮き代の状況に合わせて適切な液性・粘性の材料を使用することが大切です。