創業の精神

以前に三菱MRJを話題にしましたが、

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国産ジェットの話題では、ホンダジェットももちろん外せません!

『ホンダはパーソナルモビリティーの会社である』

・・・・・だから当然飛行機も含まれます!

1962年6月に本田宗一郎氏が航空機開発を表明し、1986年に航空機開発に乗り出すが・・・・

この時代のホンダは二輪や四輪事業が急発展し、二輪レースやF1に参戦していた時です。

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「F1地上の夢」1987/02/25第1刷

ホンダジェットの赤白ツートンカラーは、最強F1チームのマクラーレン・ホンダのボディーカラーを彷彿とさせます。

独自の技術あるいはモノづくりへの飽くなき挑戦、「お客さんに夢を与える商品づくり」に強くこだわる精神・・・は、今なお変わらず脈々と受け継がれています。

200年先ぐらいでは、たぶんホンダロケットが宇宙を飛んでますね!

 

「技術立国日本」を象徴するメーカーとしてホンダとともに、ソニーも数々の夢のある商品を開発してきました。

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「ソニー燃ゆ」1998/12/20第1刷

初代WALKMAN・Beta hi-fi・HandyCam(Hi8) と商品に魅せられて購入してきました。

ソニーの目指すもの・・・

井深大氏がソニーの前身である東京通信工業設立時のあいさつで

以下引用・・・

当時38歳の井深自身が目指し、従業員にも強調したのは”ベンチャー・スピリッツ”をわすれるなということであった。世の中にない商品づくりにチャレンジする道は、険しく苦しいに決まっている。だが、井深は「真面目なる技術屋の技能を最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」ということを「会社設立の目的」の一番目に挙げていた。

・・・引用終わり

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「ソニー破壊者の系譜」2015/12/07第1刷

「ソニー燃ゆ」の時代から、ここまで変わってしまったのは本当に残念です。自動車産業とともに日本経済を支えてきたエレクトロニクス産業の凋落が目立ってきており、シャープの買収という事態に至っています。

世の中にない商品づくり

それが技術立国としての日本の使命といえます。

創業の精神を絶えることなく伝えていくためには、その思いに強く共感する人によるトップマネージメントが必要です。

戦の世界を同一視できるわけではありませんが、最近読み終えた本で、

三国志の武将姜維は、蜀漢の建国の精神を諸葛亮孔明より受け継いだ人といえます。

kyouiden