「迫り来る震度7」その8 耐震補強にSRF工法

ご存知ですか?宅地建物取引業法の改正

来月の2018年4月1日から「宅地建物取引業法」が改正されます。
中古住宅の売買時に、インスペクション(建物状況調査)を行い、その結果を「重要事項説明」として買主に説明することで、今まで不明確であった既存住宅の性能が明確になります。
買主が安心して取引ができる市場環境を整備することにより中古市場の活性化を促進することが目的です。

インスペクションの中で重要度が高い項目が「耐震性能」です。

耐震性のない中古住宅では今後買い手がつきにくくなり、マンションでは空き家が増えて維持が困難になっていくことも考えられます。

旧耐震基準の建物では、耐震性の不足により大地震に遭遇した場合、半壊を越え全壊や倒壊に至る危険性が高く耐震補強が必要ですが、マンションで大規模修繕費以外に耐震補強の費用は積みたてられているでしょうか?大規模修繕費用の何倍も掛かる耐震補強費の確保が困難な実情があります。

1階がピロティの建物でも、+SRFで地震に強くできます。

ピロティ建物では、新耐震であっても地震被害を受けやすい傾向にあります。

TVのニュース番組で度々取り上げられている、在来工法よりも低コストで耐震補強が可能な「SRF工法」をご紹介します。

SRF工法は、ポリエステル製のベルト状補強材をポリウレタン製の接着剤で貼り付ける工法です。

ピロティでは、柱に巻き付ける工法のため、ピロティとしての意匠性や機能性は変わりません。
強靭で柔軟なSRF工法により地震に耐え建物の揺れを低減することが出来ます。

繰り返しの地震の揺れに強い「SRF工法」

SRFは、別名「包帯補強」と呼ばれ、 しなやかで切れないポリエステル製のベルトやシートを臭いの無い専用接着剤でコンクリート構造物の柱や壁に貼り付けて補強する工法です。震度7 クラスの揺れを数回加えても、倒壊しないだけでなく揺れも抑えることが震動台実験等で確認されています。
建物の重量や固さ、バランス、間取りをほとんど変えません。居住者への影響も最小限で済みます。 公的機関からの評価を取得しています。

加振実験で繰り返しの揺れに耐えるSRF

宮城県沖地震

1978年6月12日に発生したM7.4の地震。最大震度は仙台市などで観測した震度5

エルセントロ波

1940年5月18日に発生したM7.1のエル・セントロ地震の波形。
この強震動はガタガタと小刻みに建物を揺らして大きな加速度を生じますが、建物に大変形を与えてなぎ倒すような破壊力はありません。

活断層などによる震源近傍の強震動には、エルセントロ波に代表されるランダム波や、1995年兵庫県南部地震の神戸市のように破壊力のある指向性パルス波があります。

阪神大震災

阪神・淡路大震災は、1995年1月17日に発生したM7.3の兵庫県南部地震による大規模地震災害で、気象庁の震度階級に震度7が導入されてから初めて最大震度7が記録された地震です。

よく用いられる地震波で以下の3種があります。
〇気象庁による神戸海洋気象台(神戸JMA)・・・キラーパルスと呼ばれる指向性パルスにより多くの建物に被害が生じた「震災の帯」の範囲からは神戸JMAは外れています。
〇大阪ガスによる大阪ガス葺合供給所
〇JR総合技術研究所によるJR鷹取駅

チリ地震

2010年2月27日にチリ中部沿岸で発生したMw8.8の大地震。
チリでは1960年5月22日にもMw9.5の超巨大地震が発生しています。
東日本大震災を発生させた東北地方太平洋沖地震は、日本で観測史上最大規模のMw9.0でした。

【加振開始】

【3波目】阪神大震災海洋気象台

補強無しでは、建物として限界に近い状態となりました。

【4波目】チリ地震1度目

補強無しでは、柱が大破しました。

SRFで補強された柱は全くの無傷です。

【5波目】阪神大震災JR鷹取駅

【6波目】チリ地震2度目

【7波目】チリ地震3度目

SRF工法は、7回の地震動に耐えて柱内部のコンクリートをしっかりと保護していました。

鉄筋コンクリート柱は、4波目で潰れました(左)。7波加振後にSRFの高延性材を剥がして柱内部を確認。ほとんど損傷がありませんでした(右)。


一般の建物は、地震に遭うと左図のように全体が変形し大きく揺れますがピロティは右図のように一階部分が主に変形して上階の揺れを吸収します。この分、大きな力が一階の柱にかかるため、普通の鉄筋(鉄骨)コンクリートの柱では潰されてしまいます。鉄板や炭素繊維を巻いても十分とは言えません。潰れないがあれば、 ピロティは免震的で安全な建物になります。 SRFは、これを可能にする技術です。
201 1 年の東日本大震災では、 ピロティ建物は津波がピロティ部分をすり抜けた結果、 倒壊を免れていることが多数発見されました。
ピ口ティ+SRFは津波対策にも有効です。

震度8耐震とは

新耐震基準は震度6 強から震度7 に耐えるとされています。 ところが、震度は7が上限です。最近観測された地震の揺れは、同じ震度7 でも新耐震の想定の数倍から1 0倍近い強さをもっています。 S R FI法は、しなやかで切れない高延性材を用いることで、現行基準を遥かにこえる地震に耐えることを、震度8 耐震と言い表しています。


「新耐震」や「耐震補強済み」の建物でもSRFを付加することで、繰り返しの地震に耐えて地震後も使用継続できます。

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報道ステーションSUNDAYで報じられていましたが、
スイスの再保険会社スイス・リーが2013年にまとめた「自然災害リスクの高い都市ランキング」(世界616の都市を対象)でのトップ10は
1位 東京・横浜(日本)
2位 マニラ(フィリピン)
3位 珠江デルタ(中国)
4位 大阪・神戸(日本)
5位 ジャカルタ(インドネシア)
6位 名古屋(日本)
7位 コルカタ(インド)
8位 上海・黄浦江(中国)
9位 ロサンゼルス(アメリカ)
10位 テヘラン(イラン)
で、日本の主要な都市圏が1位から上位にあります。

大地震が過去から繰り返し発生し南海トラフなどの巨大地震が迫っている
これからの地震対策にぜひ、SRF工法をご活用下さい。

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SRF工法のご用命は、構造品質保証研究所
東京本社  03-5214-3431
大阪事務所 06-6136-3816
福岡事務所 092-273-0007

SRF研究会会員企業 石山テクノ建設株式会社
京都本社  075-682-4377

まで、ご案内ください。

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参考ページ

「迫り来る震度7」その1

「迫り来る震度7」その2 活断層

「迫り来る震度7」その3 建築基準法と大地震

「迫り来る震度7」その4 新耐震基準でも倒壊

「迫り来る震度7」その5 制振ダンパー

「迫り来る震度7」その6 減災への道標〔自助・共助〕

「迫り来る震度7」その7 長周期パルス

「迫り来る震度7」その8 耐震補強にSRF工法

「震度7 何が生死を分けたか」

「震度7 何が生死を分けたか」 その2