I様邸擁壁補修工事「モルダム工法」


石積接着補強工法「モルダム工法」による補強工事を行いました。

MORUDAM工法(モルダム工法)は、



 既存の石積みの内部に優れた接着性を有する石積み専用充填剤を注入する事によって補強する工法です。

 排水機能を確保した状態で、内部から補強することが出来るため安価で施工を行うことが可能になりました。

 また、境界際に設置された石積みでも表面に構造物を設置する必要がないため、敷地内での施工が可能となります。

 狭地での作業も可能であるため、個人住宅をはじめ、道路維持工事、急傾斜地崩壊対策事業、河川護岸工事等、様々な石積みの補強工事に適用できる工法です。



水路での石積擁壁の補強工事例


【施工前現況】

 工事着手前に現況の不具合詳細調査を行いまし た









【目地モルタル等付着物除去】

 目地モルタル等付着物は電動チッパーを用い除去しました。
繁茂 している植物を根から抜き取り、根の取れないものはバーナーで 焼却しました。
また、目地に詰まった土砂はバール等で除去しま した。







【洗浄】

 目地周りの汚れは洗浄水で落としました。





【吸水調整剤】

 目地に吸水調整剤を塗布しました。





【水抜き加工シート設置】

 水抜き用の専用シートを設置しました。





【養生】

 水路に仮設水路を設置し水の流れを変えて、
施工箇所の養生が出 来るようにしました。





【石積専用接着剤注入】

 石積専用接着剤のモルダムエースをモルタルミキサーで混練し、小型注入ポンプにより圧送し、先端ノズルで目地内部に、仕上げ面より5㎝手前まで注入しました。







 モルダムGハイパーと砂:セメントを混練りし、仕上げ面まで注 入し、コテで押えた後、刷毛引き仕上げを行いました。




【施工完了】








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