京都市 E幼稚園外周擁壁補修工事「モルダム工法」
E幼稚園の外周擁壁にて、【MORUDAM(モルダム)工法】「石積接着補強工法」による補強工事を行いました。
モルダム工法は、九州防災メンテナンス(株)の特許工法で、九州では民間・公共工事の施工物件が増えてきています。
MORUDAM工法
MORUDAM工法(モルダム工法)は、
既存の石積みの内部に優れた接着性を有する石積み専用充填剤を注入する事によって補強する工法です。
排水機能を確保した状態で、内部から補強することが出来るため安価で施工を行うことが可能になりました。
また、境界際に設置された石積みでも表面に構造物を設置する必要がないため、敷地内での施工が可能となります。
狭地での作業も可能であるため、個人住宅をはじめ、道路維持工事、急傾斜地崩壊対策事業、河川護岸工事等、様々な石積みの補強工事に適用できる工法です。
排水機能を確保して、石積の内部から固める石積接着補強工法です。
【MORUDAM工法のイメージ】
古い石積は空積みと言われ、自然石・間知石・ブロックをモルタルなどの接着剤を使わずに積まれています。
空積みの石同士は噛ませ石と土で固定されていますが、経年で土が流れ、木の根や雑草も絡んできて咬み合わせが緩んでいきます。
石積みの補修方法として、モルタルを目地に詰める方法では、石とモルタルとの接着力が弱く、又表面でのモルタルの充填に留まります。
モルダム工法は、石積みの内部に優れた接着性を有する石積み専用充填材の「モルダムエース」を注入する工法です。
発泡固化剤にて遮壁層を形成することで、充填材を確実に注入できるだけでなく、配水管や裏込め石、胴込め石等にある「水が抜けるための重要な空間」を閉塞することがなくなるため、石積みの排水性を確保した「理想的な状態」で補強を行うことが可能になります。
◇◆◇モルダム工法の施工例◇◆◇
①施工前