地球温暖化で食糧難?

過去の天災を解説した書籍としては

別冊宝島2339(2015年6月18日発刊)の

「絵図で読み解く天災の日本史」が、写真やイラストを使って分かり易くまとめられています。

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歴史的な災害を知ることは教訓として大変意義が有ります。

更に、近年では異常気象による災害が多くなってきています。

記録的な豪雨で、河川の氾濫や土砂崩れ・浸水などが発生し、甚大な人的物的被害が発生しています。

異常気象の原因とて地球温暖化がクローズアップされています。

今年もかなりの異常気象続きですが、今後どうなっていくのでしょうか?

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地球規模の気候変化の予測(気象庁ホームページより)

・・・21世紀末の地球の平均気温は20世紀末に比べ、温室効果ガスの大幅な削減を行った場合は約0.3~1.7℃、非常に高い温室効果ガス排出量が続いた場合は約2.6~4.8℃上昇する。

非常に高い温室効果ガス排出量が続いた場合、海面水位は21世紀末に約45~82cm上昇すると予測されており、また、今世紀中頃までに北極海の氷が夏季には完全に融けてしまう可能性が高いと予測されています。さらに、極端な高温や大雨の頻度が増加する可能性が高いと予測されています。

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複数の気候モデルによるRCP8.5シナリオ(非常に高い温室効果ガス排出量が続いた場合)の予測結果を平均したもの。1986-2005年の平均気温からの変化を示す。( IPCC第5次評価報告書 より)

これからの日本の気候変化

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「IPCC」は、地球温暖化の問題を考えるために1988年に設立された国連の組織です。

「RCPシナリオ」は、地球温暖化をもたらす温室効果ガス濃度などの変化の仮定(シナリオ)です。

非常に高い温室効果ガス排出量が続くと、今世紀中頃までに北極海の氷が夏季には完全に融けてしまう可能性が高いと予測されています。さらに、極端な高温や大雨の頻度が増加する可能性が高いと予測されています。

高温化・集中豪雨・台風などの気象現象により、深刻な問題となる危険性が高いのが食糧問題です。

 地球温暖化による食糧難

地球温暖化によって、世界中の農作物に悪影響が発生してきています。

地球の気温が平均で4度上昇すれば、ほぼ3分の2の植物と、3分の1の哺乳類が生息地を失うといわれています。

IPCCの第5次評価報告書で、将来の世界的な食料不足の危険性などが話題となりましたが、決して将来的なことだけではなく、温暖化による農作物への影響が、現時点で多くの国で顕在化していることや、その中に日本も含まれることが明記されました。もし適切な適応策を講じなければ、主要な穀物の収穫量が、温暖化の進行にしたがって、どんどん落ち込んでいく可能性を示しています。

台風などの自然災害も、日本では度々農作物に大きな被害を発生させています。米の収穫時期での台風の増加でますます警戒が必要となります。1993年の米騒動は、いまだ記憶に残っています。この時は記録的な冷夏によるものでした。食糧自給率の低い日本は、多くの食料を海外からの輸入でまかなっています。輸入国での農作物被害が直接の大きな問題となることもあり得ます。

COP21「パリ協定」採択 2015年12月12日

 パリ協定は昨年末、パリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で京都議定書に代わる新たな温暖化防止の枠組みとして採択されました。

パリ協定批准国が2020年以降の温室効果ガスの自主的な削減目標を示し、地球温暖化対策に取り組むことを決めた国際枠組みで、法的拘束力があり、世界全体で産業革命前と比べた気温の上昇を2℃未満に抑えることが目標。今世紀後半には温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指す。各国は対策を5年ごとに見直して強化する。

温室効果ガス排出の大幅な削減は、もはや一刻の猶予もない状態です。

実際に世紀末は、どうなっていくのでしょうか?

2℃以下はもはやほとんど不可能に近い状況で、日本の人口減と違って世界人口はまだまだ増加し続けています。食糧問題、エネルギー問題・・・と、とにかく一刻も早く手を打つ必要が有るのは確かです。

RCP2.6 →たぶん不可能では?

RCP4.5 →各国協力して、なんとかこのあたり?

RCP8.5 →気温の上昇で、南欧や北米が干ばつで農業が壊滅的な打撃を受ける→日本では深刻な食糧難?

「パリ協定」の年内発効がほぼ確実となる中、審議の見通しはいまだ立たず、批准案の閣議決定もされていません。

地球温暖化はすでに、私たちの生活のさまざまなところに悪影響を与えています。地球温暖化は遠い将来の問題ではなく身近な問題といえます。

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2017.07.24 追記

平成29年7月九州北部豪雨では、甚大な災害が発生しました。

21世紀に入り豪雨被害が各所で発生しています。

国土交通省のコラムページ

コラム・事例 地球温暖化と大雨、台風の関係

1.地球温暖化と大雨の関係について
日本における大雨の発生数が長期的に増加傾向にあるのは、地球温暖化が影響している可能性があり、地球温暖化が今後進行した場合、さらに大雨の発生数は増加すると予測されます。
我が国における観測結果の分析によると、過去100年において、自然災害につながる可能性のある、日降水量100mm以上や200mm以上の降水が発生する日数は増加傾向にあります。・・・・

・・・21世紀末頃を想定した気象庁の地域気候モデルによる地球温暖化予測実験では、「日降水量100mm以上などの大雨の発生数が日本の多くの地域で増加する」とともに、「6月から9月に現在よりも降水量が増加する」という予測結果が出ていることから、集中豪雨や台風が多発する夏期の防災が大きな課題となってくると考えられます。

と、温暖化にる豪雨被害を警鐘しています。

大雨特別警報」が発令されたときは如何なる状況かを認識して日頃の心構えを持つことがとても大切です。

参考ページ

 豪雨災害への備えは自助・共助

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