「震度7 何が生死を分けたか」

阪神淡路大震災から21年目となりました。

昨日1/17の、NHKスペシャルで

「震度7 何が生死を分けたか」
埋もれた記録 21年目の真実

が放映されました。

多くの方が窒息で亡くなられていることがわかりました。

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耐震性の低い建物は大地震時に倒壊に至る危険性が高く、万一倒壊した場合では一瞬の圧死よりも、圧迫による窒息で亡くなる可能性が高いことがわかります。

耐震性の低い建物では、倒壊させないための耐震補強が大切です。

番組では、救助への影響として交通渋滞や(電気)火災による救難活動の遅れが解説されていました。消防の方が救える命を救えなかった無念さを心から述べられていました。

東日本大震災の時も都市部では交通渋滞や帰宅困難者が問題となっています。

大災害時で少しでも多くの人命が助かるように過去の教訓を生かすことが大切です。

1/13(水)の京都新聞で・・・・

「建物揺れ計算簡易に」 のタイトルの記事です。

・・・・以下抜粋・・・・

断層近くにある建物の地震時における揺れを簡易に計算する手法を、京都大工学研究科の竹脇出教授らのグループが開発した。
コンピューターを使った複雑な繰り返し計算の必要がなく、自分の家の安全性を手計算で評価できる。

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木造2階建て(高さ6mと想定)の建物安全限界は揺れ幅を高さで割った値が30分の1とされているが。この場合だと約25分の1となるため倒壊の危険性が高いことがわかる。

・・・・抜粋終り・・・

在来構法の2階建て木造住宅では、

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1/30よりも変位が大きくなると損傷が進みやすくなります。。

NHKスペシャルでEディフェンスによる、耐震補強有りと無しの震度7での振動実験の映像がありましたが、耐震補強無しでは、一度目の加振で倒壊しています。

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黄色の部分が1/30、赤色の部分が1/15ほどになります。

わずか数回の揺れで、2棟とも最大の変位に達して、1/30を超えると損傷が進み、1/15を超えると一気に倒壊していることがわかります。

この時倒れなかった、(耐震補強した)棟も2回目の加振で倒壊しました。
塑性変形した建物は元に戻らないため、2回目の加振でさらに損傷が進んだためです。

実際の振動試験の映像は下記で確認できます。耐震性能の違いが良くわかります。

youtubeでは加振1回目の映像が有ります。
在来木造住宅震動台実験

防災科学技術研究所のホームページより1回目・2回目の映像をダウンロードできます。
ページの下の方の【2】木造住宅 -在来軸組構法-(2005年11月)です。
E-ディフェンス(加震実験映像)

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関連ページ

「震度7 何が生死を分けたか」 その2

「迫り来る震度7」その1

「迫り来る震度7」その2 活断層

「迫り来る震度7」その3 建築基準法と大地震

「迫り来る震度7」その4 新耐震基準でも倒壊