昨年末に、新聞の第1面に「M8.8以上の超巨大地震」のタイトル記事が有りましたので、備忘録として残しておきます。
タイトルでM8.8が目を引きました。
過去に発生した地震のトップ5は以下です。
1位.1960年チリ地震 Mw9.5
2位.1964年アラスカ地震 Mw9.2
3位.2004年スマトラ島沖地震 Mw9.1
4位.2011年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)Mw9.0
5位.1952年カムチャツカ地震 Mw9.0
近年で発生したスマトラ島沖地震と東北地方太平洋沖地震は記憶に新しく、M9クラスの地震がいかに人知を超えたすさまじいものであるか、今もなお強く印象に残っています。
海溝型の巨大地震では、東海・東南海・南海地震が懸念されていますが、北部では東北地方太平洋沖地震と同程度の地震が北海道沖にて予測されています。
朝日新聞2017年12月19日(火)1面より抜粋
M8.8以上の「超巨大地震」
北海道沖30年以内40%
北海道沖の千島海溝沿いで、今後30年以内にマグニチュード8.8以上の「超巨大地震」が発生する確率は最大40%とする見解を、政府の地震研究推進本部が19日、発表した。東日本大震災に匹敵する規模の地震が「切迫している可能性が高い」として対策を呼び掛けている。
同規模の地震は、平均340~380年ごとに発生し、直近では約400年前に起きたと考えられるという。地震本部は「平均的な間隔満期を超えており、発生が切迫している可能性が高い」としている。
個別の震源域でも巨大な地震が想定され、根室沖でM7.8~8.5が70%程度と高く、十勝沖でM8.0~8.6が7%としている。
同じく、同9面より抜粋。
30年以内にM6.8以上の地震
四国地方「9~15%」
政府の地震調査研究推進本部は19日、中央構造線断層帯など四国地方の活断層を評価し、今後30年以内にマグニチュード6.8以上の地震が発生する確率は9~15%だと公表した。
昨年の公表で、四国地方の50%より低いが、四国周辺では、活断層ととは別に南海トラフ地震が70%程度の確率で起こるとされている。
中央構造線断層帯については、近畿地方から四国支部までの360キロを貫くとされていた範囲を見直し、九州東部までの444キロと認定。全体が同時に活動すれば、M8級の地震となる恐れもあるとした。
「居住地の活断層掌握を」
今回の活断層評価では、四国地方に存在する長さ15キロ未満の小規模な活断層が新たに対象に加わった。「上法軍寺断層」「上浦ー西月ノ宮段断層」「綱附森断層」の三つで、今回はいずれも地震発生確率は不明とされたが、専門家は、住民がそれぞれの活断層の位置を知ることが大事だと指摘する。
・・・抜粋終わり